読書メモです
目次
囲碁の世界チャンプはAIに負けたのではない
プロ vs エンジニア
- × 囲碁の世界チャンプは、AIに負けた
- ○ 囲碁の世界チャンプは、機械親和性の高いエンジニアが作ったプログラムに負けた
機械親和性の高い人間
- × AIが、人の職を奪う
- ○ 機械親和性の高い人間が、人の職を奪う
「クリエイティブなことをして過ごす」なんてあやふやなことは言ってないで、他の人よりもできるだけ機械親和性を高めるべき
超AI時代の生き方
ワークアズライフ
これからはワークアズライフを見つけられたものが生き残る時代だ
この本では ワークライフバランスからワークアズライフへの転換を推奨しています。
グローバル化とインターネット化でいつでも働ける環境が整い、ワークライフバランスという言葉は今の時代に合わなくなってしまいました。
はじめワークアズライフという言葉を聞いた時、「人生がすべて仕事になってしまうのではないか…」という気持ちになったけれど、そういうわけではありませんでした。
余暇のようにストレスなく働ける環境を整えていくことがワークアズライフです。
ワークアズライフを実践していく上で重要になると感じたのは以下の3点です。
- 趣味性
- ギャンブルと報酬
- ゲーム性と遊び
趣味性を磨く
能力的に取り替え不可能な人類が存在しなくなったら趣味ぐらいしか差が見えなくなる。
今後機会が人の代わりに労働することになると人間は自由な時間が増えることになります。
この時間を使って自分の好きなことやりたいことを強化していくことがワークアズライフにとっては重要なことです。
なぜなら機械にはやりたいこと好きなこと趣味というものがないから。
ここで進められているのが仕事になる趣味を三つ持てということです。
ぼくはあまりやりたいことがなく趣味を見つけることができないのですが、そんな時は全てのタスクから解放された時に一番最初にやりたいことは何かを考えることが大事だと言われています。
全部のやりたくないタスクから解放された時ついついやってしまうこと。
個人的には何もしないお盆休みを過ごしている時など自然と
- 本を読んでしまったり
- どこかへ出かけようと思ったり
- ブログを書き始めたり
- 今までやっていなかった新しいことをやりたくなったり
そういったことが趣味に繋がることなのかもしれないと思いました。
仕事になる趣味という視点で考えるとこの趣味をどう社会や人の貢献につなげていくかということを意識するべきなのかなと思います 。
本を読むことによってどのように人に貢献していくか。
ギャンブル性を取り入れる
人生という名のギャンブルで射幸心を煽っていたものがこのゲームに分断されていく
ワークアズライフの取り組みを加速させていくためには趣味性の中にギャンブルと報酬の観点を取り入れるのが大事です。
ギャンブルと言うと悪く聞こえるかもしれませんが、ドキドキして上手くいくか失敗するかというの報酬があり、人はその感覚にさらされるとのめり込むという特性があります。
この特性を利用してワークにのめり込むのです。
いい意味でワークから抜け出せなくなるんです。
ワークにハマってしまうんです。
僕は仕事や生活に対してあまり熱中することができず、どこか冷めたような感じがいつもしています。
このギャンブルと報酬はそんな熱中することができない僕には取り入れたい観点だと思いました。
具体的には自分のワークに対してドキドキして報酬があるギャンブル的な要素を探すことです。
ギャンブル的な要素の探し方は次のゲーム性とは遊びで紹介されていました。
ゲーム性と遊び
自分で決めたゲームの定義の中で人が本気で遊べるだろうか
大抵の遊びはゲーム的に問題・解決・報酬と定義すればゲーム的に考えることができます。
例えばスキーそのものはゲームではないけれど、「より早く降りる」ということを問題視すると、その滑り方を解決し、その報酬として風を切る感覚が気持ちいいなどゲーム的に分解することができます。
特に大切なのは自分が何に対して喜ぶかという報酬です。
報酬は大きく3つに分類され
- 射幸心としてのギャンブル的な報酬
- 収集心としてのコレクション的な報酬
- より体感的な心地よさの報酬
このブログでいえば
- 自分が作った記事に対して反響があるのかないのかわからないというギャンブル的な報酬
- 記事を書くことでブログは育っていくというコレクション的な報酬
- 記事を書く過程で旅に出たり新しい体験をしていると言う心地よさの報酬
ワークアズライフを実践するために
- 趣味性
- ギャンブルと報酬
- ゲーム性と遊び
これを意識していきます。
マーケティング能力
マーケティング能力とは、スペックとして持っている定量的な測れるものを何に活かせるのかと考えることです。
カメラで言えば F1.8というのはただの数値であり、この数字が人にどういう価値を経験させられるのか。
こういったことを日常から考えるこどでマーケティング能力は磨かれていきます。
プレゼンテーション
プレゼン思考で仕事をしていくのは重要だと感じました。
作業が先にあってプレゼンが後にあるのではなく、プレゼンを先に作ってしまって後で作業をしていく。
スカスカのプレゼンをどう埋めたら良いのかという手順で仕事すると、次に何をすればいいのかどういった作業すればいいのかを常に考えるので非常に効率的だということです。
フックのついた知識
AI時代にはあらゆる知識はググればわかる程度に抑えておくということが重要になります。
完全に覚えるということはAIが最も得意な分野ですが、 逆におぼろげに覚えているという状態を作れるのは人間の強みです。
そのためにあらゆることに対して、一度やったことがある・解いたことがある程度にしておくほうが、完全に覚えているよりも強みになる時代が来ます。
感想
情熱大陸で興味を持った落合陽一さんの本。
「技術的な観点でAIを語るのかな?」と思っていたけれど、内容は自己啓発に近い感じでした。
AIものに関わらず、最近読んだ本は「非合理的なこと(=趣味)」を仕事にできるようにしようといった論調が多い気がします。
自分だったら、「旅行」「IT」「読書」なのかな…?
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