【堀江貴文×瀬戸内寂聴 対談本】死ぬってどういうことですか?今を生きるための9の対論

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【堀江貴文×瀬戸内寂聴 対談本】死ぬってどういうことですか?今を生きるための9の対論

死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論 (角川フォレスタ)

堀江貴文 瀬戸内寂聴 KADOKAWA/角川学芸出版 2014-09-23
売り上げランキング : 676

by ヨメレバ

「死とは何かを考えたい人」必見!

この本を読んだきっかけ

どちらかと言えば私は「死」というものに興味がない人間でした。しかし、私の近しい人々はそうでなく、死に恐怖する・死の先に興味を持つといった人々がいました。

そうした近しい人々を見る度に、そして話す度に、漠然と「死」についてもう少し知ってみたいという気持ちが芽生えました。

そんな時に出会った本書。ホリエモンこと堀江貴文さんと瀬戸内寂聴さんという異色の2人が死について、生きることについて、そしてその他現代の問題について語る対談形式の一冊。

今回購入の決め手となったのは、① 対談形式による読みやすさ。② 片方(堀江さん)を良く知っていたことによる入りやすさ。③ 「死」以外にも興味深いテーマが多い。という3点です。

さて、今回はこの本にこんな問を立ててみました。

  1. 死ぬってどういうこと?(寂聴さんからの学び)
  2. 死ぬってどういうこと?(堀江さんからの学び)
  3. 自殺を減らすためには?

それでは、次の項から読書を通して得られた答えを記していきます!

① 死ぬってどういうこと?(寂聴さんからの学び)

・「死」とは別れること

私、人間が好きだからね。だから好きな人にあったらこれは生きててよかったなと。だけど一方で「この人とはやがて別れるんだ」とすごく思う。まあ私が先か相手が先か知らないけど、(中略)やっぱりね、死っていうのは、自分が死ぬことよりも愛する人に死なれることが一番つらいのよ。

・「あの世」とは思いの向こうにあるもの

インテリはみんな「死ねばおしまい」って言う。(中略)「無」って口じゃ言うんだけど、思いは深く残るものなんですよ。思いの向こうに、きっとあの世があるのよ。

・「死」とは出会うこと

でも今は肉体を焼いても魂みたいなのは残るような気がするんです。それでね、愛する人がいっぱい死んでるでしょ。でもあちらでは彼らが待ってる気がするの。岸辺にずっと並んで。で「今夜は歓迎パーティだ!」なんてやってくれる気がするの。

② 死ぬってどういうこと?(堀江さんからの学び)

・昨日の自分は細胞的には今日の自分と違う

本当に死っていうものが本質的にどういうものなのかってのは、僕まだまったくよくわかっていないんですね。人間を細胞の塊ととれば、昨日の自分と今日の自分とはちょっと違うわけですよ。(中略)人間ってたぶん一ヵ月二ヵ月経つとほぼ入れ換わってるっていう説もあるみたいで。

・「死」とは本質的には代謝が衰えること 

子どもの頃は新陳代謝が激しいからどんどん換わっていく。だんだんその力が衰えてきて死に至っていくっていうのが死の本質なわけですけど。 

・「死」とはただの思い込みかもしれない

 つまり自分は堀江貴文だと思ってるけど、それは単なる思い込みだって話です。それがなくなるのが死なわけじゃないですか。単なる思い込みだなって思ったら最近気が楽になったんですよ。

③ 自殺を減らすために

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photo credit: sleepinyourhat via photopin cc

・自殺はプライドの問題

(堀)だからそれはプライドの問題だと思うんですよ。金が返せなくなって借金取りに追われる自分がイヤだとか、家を失う自分がイヤだとか、家族が崩壊する自分がイヤだとか、そう言うものだと思いますよ。

・イジメられるなら行かなきゃいい

(堀)イジめられることの一番の問題点っていうのは、「学校に行かないことが負け組だ」って、社会のその決めつけ。(中略)僕たちは学校に行かない子どもは社会からドロップアウトしたダメなやつなんだっていう風に思っちゃう。だからプライドがズタズタになって自殺みたいな話になっちゃうんだと思いますけど。別に行かなきゃいいんです、学校なんか。

・ 死んでも極楽には行けない

(寂)死んだらそれっきりよって教えなきゃ。死んだらまた生き返るなんてことはあり得ないのよ。再生するなんて言うけどそんなことないのよ、って。

(堀)だめですよ、仏教の坊さんが言うことじゃないですよ(笑)。

読み終えてのまとめ

「小さい頃から死ぬことが怖かった」

堀江さんはそう思っていたそうです。これが何だか意外でした。堀江さんに怖いものがあるということと、その対象の中に「死」が入っていることが、やっぱり意外だったのです。

しかし、読んでいて一つ思ったことがあります。自分は「死」に対して怖いとか思っていないのではなく、そもそも「死について真面目に考えたことがない」だけなのです。ただ単に「何も考えていない」だけ。

そうしたことに気づいてから本書を読み直してみると、確かに「死」というものはなんなのだろう、と思うようになりました。そうして堀江さんと寂聴さんの2つの考え方に触れ、漠然と「死」について意識するようになりました。

今までに出会った過去の「死」やこれから起こるかもしれない未来の「死」。それを受け入れていくためにも、これは真面目に考えなければならないテーマなのです。

本書では「生死」の他にも原発や検察、マスコミなど現代の諸問題について語られています。とにかくこの2人、経験が豊富で賢いんです。そうした頭のいい人たちの考えに触れられる機会に出会えて本当によかったと思える一冊でした。

死とは何かを考えたい人必見の本です。

死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論 (角川フォレスタ)

堀江貴文 瀬戸内寂聴 KADOKAWA/角川学芸出版 2014-09-23
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